クリスマスの首都:アルザス地方Strasubourgで過ごす美しいNoël

皆さま明けましておめでとうございます 🌸☀🌸

本年もどうぞよろしくお願いいたします。昨年は私にとって大きな変化の年となりました。今年は、行動の一年にしたいと思います。そして!沢山ブログを更新できるよう頑張りますね✨ 未熟者ですが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

scenic view of lake against sky during sunset
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フランスの年越しは、大晦日(=こちらではRéveillonといいます。)のカウントダウンで花火が打ちあがり、新年は「ボナネー!!!(Bonne année!=明けましておめでとう!の意味)」で、幕開けしました。私も同居人のマダムと新年のビズ(=両頬にキスをするフランスのあいさつ)でご挨拶。年越しは家で静かに過ごしておりましたが、近所中からお祝いの歓声が響き渡っておりました。テレビをつけても、フレンチカンカンで盛り上がっているし、だいぶ陽気な年明けだったように思います。

しかしながら、ここはフランス。日本のようなお正月は一切ありません( ;∀;) 元旦は特にいつもと変わりなく普段通りに過ごしました。お正月感はゼロです。。こういう時は、日本のお正月が恋しくなりますね。

その代わりに、先日のクリスマスは、とても静かで、ヨーロッパの文化を感じる貴重な体験となりました。そんなノエルの日を、私は、フランス最古のクリスマスの聖地ストラスブールで過ごしてきましたので、その様子をお届けしたいと思います。

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はじめに簡単ですがストラスブールの紹介を、、

ストラスブールは、フランスの北東部アルザス地方の主要都市として栄える街で、ライン川を挟んでドイツとの国境に位置しております。その昔は、神聖ローマ帝国が支配しておりましたが、その後フランス王国が侵略。ドイツとフランスが領有権を争った土地として有名な場所です。そんな歴史的背景により、この地方はフランスなのにドイツ混じりの面白い文化が存在します。そして古くからこの土地に住む方々は、Alsacienと呼ばれ、ドイツ語なまりのフランス語を話すことでも知られております。現在ストラスブールは、EU欧州議会の本会議場があり、欧州評議会が開かれる場所でもあります。つまり、EU=欧州連合の本拠地となる重要な街なのです。

blur cartography close up concept
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フランスの誇る最速新幹線TGVでパリ東駅からおよそ2時間30分。リヨン・パールデュ駅から3時間30分ほどでストラスブールへ行くことができます。ストラスブール中央駅は、比較的新しいため、外観は明るく近代的な駅でした。

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毎年ノエルの時期には、街の中心、クルベール広場(Place Kleber)にGrande Sapinと呼ばれる大きなモミの木が登場します。とても大きな本物のモミの木にキラキラと宝石のようなオーナメントが飾られていて、息をのむ美しさ。温かく幸せな気持ちにさせてくれます。

モミの木さんありがとう✨

地元のアーティストが、モミの木の前でクリスマスソングを歌っております。フランス語バージョンのジングルベルを初めて聞きました。

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ツリーの麓には、今年のもみの木(Grande Sapin)の説明もしっかりとあります。

ストラスブールの方たちが、このLe Grand Sapin に敬意を払っていることを窺い知ることができますね。

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🎄もみの木 Le Grande Sapinについて🎄

Origin:Forêt domaniale de la Mossig

⇒ 出身:フランス東部 Wongenbourg-Engenthal 村にあるフランス国有林Mossigの森の生まれ。

Âge :90 ans ⇒  年齢:90歳。おじいさんですね。

Taille:30m ⇒ 身長:30メートル

Poids:7 tonnes ⇒ 重さ:7トン

Envergure:12m ⇒ 横幅:12メートル

Date de coupe : 22 octobre 2018 ⇒ 切られた日:2018年10月22日

Date de mise en fosse sur la place Kleber:29 octobre 2018

⇒ クレベール広場にやってきた日:2018年10月29日

そのほかにも、どの団体が伐採したか、だれがイルミネーションのデザインをしたか、デコレーションの飾りの長さは7kmだとか、エレクトリックケーブルの長さは6kmなど、細かく表記されていました。2018年のデコレーションテーマは「La lettre au Père Noël:サンタクロースからの手紙」だったようです💌 ツリーに、たくさんのお手紙がぶら下がっていたなー。ちなみに、このSapinのイルミネーションは、2019年1月9日まで輝いているようです。

このモミの木は、このノエルのために、長い命を終え、遠い森の中からやってきて、私たちに素敵なクリスマスを見せてくれているのだと思うと、本当にありがたく、私も敬意を払いたいと思うのでした。

次回は、、

1570年から続くといわれているフランス最古かつヨーロッパ最大級のストラスブールのクリスマスマーケット、Marché de Noël をご紹介いたしますね💛