VALRHONA社。チョコレートを使ったヴァローナレストランでランチを堪能。

フランス国内にとどまらず、世界中の有名パティシエやショコラティエたちが愛用するフランスの老舗チョコレートブランド「VALRHONA」。

先日、そんなヴァローナ本社へ行ってきたのでその時の様子をみなさんにお届けします。

チョコレート好きの方必見です♪

ヴァローナチョコレートとは

VALRHONA社は、1922年に創業したフランス・ヴァレ・デュ・ローヌ地方のチョコレートブランド。

世界中のトップパティシエたちが愛する高品質な業務用チョコレートとして世界に広く知られています。

また、クーベルチュールをはじめとする製菓用チョコレートだけでなく、既製のチョコレート菓子も販売しているため、製菓のプロフェッショナルだけでなく一般の方たちにも親しまれているフランス屈指の有名チョコレートブランドです。

フランス人でVALRHONAのチョコレートを知らない人はいないのではないかと言うぐらい、とても有名なブランド。

2022年に創業100周年を迎えました。

ヴァローナ社の公式ホームページはこちら。
→フランス語HP:https://www.valrhona.com/fr-FR
→日本語HP:https://www.valrhona.co.jp/

フランスでは、カフェやレストランでコーヒーをオーダーすると、ヴァローナのCarré du chocolatがコーヒーのお供についてきたりします💛

La Cité du Chocolat VALRHONAについて

ヴァローナ社は、南フランスにほど近い、ドローム県のタン・エルミタージュ(Tain l’Hermitage)という街に本社があります。

ローヌ川のほとりに位置するこの街には、ヴァローナ本社があるだけでなく、ローヌワインの産地としても有名でVALRHONA社の周りには大きなワイン畑や、地元の果物畑が沢山あります。フランスの美味しい物が集約された場所といっても過言ではありません。

そんなヴァローナ本社の横に併設されているのが、「La Cité du Chocolat」という名のショコラ博物館!

ここは、ヴァローナチョコレートの世界を一般の私たちが深く学ぶことの出来る特別な場所です。

ミュゼでは、世界各国のカカオ豆について、チョコレートの製造方法について、カカオによって異なる甘味・酸味・苦味の違いなどを五感を使って体験する場所が設けられておりとても人気です。

また敷地内には、プロフェッショナル用のVALRHONAのチョコレート学校もあり、こちらではMOF(フランス国家最優秀職人賞)の称号を持つフランス最高峰のショコラティエからショコラの技術を学ぶことが出来ます。

その他にも、VALRHONAのレストランやチョコレート直売所などもあり、

ヴァローナ社のショコラを思う存分堪能できることが「La Cité du Chocolat Valrhona」の魅力。

ちなみに、リヨンから高速道路を使って約1時間ほどで行くことができます。

ヴァローナチョコレートを使ったレストラン「Le Comptoir Porcelana」でランチ

今回はずっと気になっていた、ヴァローナ社のチョコレートレストラン「Le Comptoir Porcelana」へ行ってきました。

レストランは、先ほどの「La Cité du Chocolat Valrhona」の中に併設されていますが、かなり奥まった目立たない場所にあるため、意外と知らない人が多いです。

実際、私も会社の同僚に教えてもらって存在を知りました。

Le Comptoir Porcelanaの特徴

このレストランの一番の特徴は、何といっても、全ての料理・デザートにVALRHONA社のチョコレートが使用されていること。

なかなか他では見ないコンセプトがユニークなレストランです。

ただ、レストランといっても、一見食堂のような場所で、ブッフェのように自分で好きなものを取ってお会計するスタイルなので、かなり気軽なレストランです。

今回私が訪れたのは、午後の14時近くだったので、皆さんほとんどお食事が終わった後でした。

お店に到着すると、並んでいるはずのお食事が殆どなくて一瞬焦りましたが、この後レストランの方に口頭でオーダーすると、厨房から出来立てアツアツの食事を持ってきてくれました。

全体的な雰囲気としては、座席数があまり多くはありませんが、フランスでは珍しくキッズスペースも設けられており、

内装は、フランスらしいお洒落な空間です。

子供連れの方にも優しく、気軽にお食事が楽しめるレストランだと感じました。

チョコレート尽くしのランチメニューをご紹介

今回私がオーダーしたのは、20€のランチメニューのセット(Entree+Plat+Dessert)です。

単品でオーダーしたい場合は、前菜6€、メイン9,90€、デザート5€の価格設定となっていました。

お料理の価格は、フランスのレストランにしてはとても良心的だと思います。

① 本日の前菜は、バターナッツ(南瓜)と栗とチョコレートのヴェルーテスープ。
  Velouté de saison Buttetnut Châtqignes Chocolat orelys

南瓜・栗・チョコレートの甘味がマッチしていて、とても美味しいスープでした。
南瓜スープが好きな私のイチオシ。

② メインは、牛肉のパルマンティエとジャガイモのピュレを選択。
  Parmentier d’éffiloché de boeuf

カカオ率39%のヴァローナミルクチョコレート(Lait ANDOA BIO)で煮込んであるそうです。

チョコレートが使用されているものの、チョコレートの味は殆ど感じません。
牛肉がとても柔らかく煮込まれており、ソースにコクがあってとても美味しかったです。
ジャガイモのピュレとの相性抜群でした。

③デザートは、Verrine festive KOMUNTUというデザートにしました。
ヴァニラクリームと洋ナシのコンポートの上に、KOMUNTUチョコレートカカオ80%のガナッシュが乗っています。

【番外編】

折角なので、同行したパートナーがオーダーしたメインをご紹介します。

COCOTTE FESTIVE
シャポン鶏、サツマイモ、栗、オンディーブのココット。ソースにカカオ率80%のチョコレートを使用。

こちらは、ソースにチョコレートの風味を強く感じました!
味見させてもらいましたが、野菜の甘味とチョコレートの風味が合っていて美味しかったです。

その他、デザートにあったムースオショコラとホワイトチョコレートのデザート。

VALRHONA社の直売ブティックもおすすめ

La Cité du Chocolat Valrhonaを訪れたら是非立ち寄ってい頂きたいのが、VAORHONA社のチョコレート直売所。

店内はカカオをモチーフとしたお洒落な店内です。

パティスリー用のチョコレートから、板チョコまで、色々な種類のチョコレートを購入可能。

中には、お買い得品等が売られていたり、美味しいチョコレートを味見することも出来ます♪

ちなみに、チョコレート博物館を訪れた方が直売所でチョコレートを購入する場合は10%割引されるようです。

店内に美しく整列しているチョコレートは圧巻。
パッケージごとに産地やカカオ配合率が違うので迷ってしまいます。

ショコラティエが使うような業務用サイズもありました。

こちら一袋で3KG分のショコラが入っています。

この直売所でショコラを購入すると、おまけとしてサンプル品のチョコレートを沢山袋に入れてくれて嬉しい。

太っ腹なVALROHA社です。

さいごに

今回は、フランスでしかお目にかかれないLa Cité du Chocolat Valrhonaの様子をご紹介しました。

VALRHONA社の近くには、ワイン農家やアウトレットなど家族やカップルで楽しめるスポットが色々とあるのでそちらもオススメ。

この地方を訪れる機会のある方は、是非一度立ち寄っていただきたい場所です💛

最後までご覧いただきありがとうございました。