みなさまこんにちは!
今週1月6日はエピファニー(公現節)の日ですね。
エピファニーといえばそう!
最近では年始の恒例行事となってきたガレットデロワの日です。
アーモンドクリームたっぷりの美味しいガレットを食べるのが食いしんぼうなわたしの年始の楽しみなのです(*´з`)
ですが先日、
ノエルのバカンスで南仏に行った際に、南仏バージョンのブリオッシュデロワの存在を知りました。
もちろん一足お先にいただいてきちゃいました(^^♪
ブリオッシュデロワとは
ブリオッシュデロワは、南仏プロヴァンス地方でエピファニー(公現節)の時期に食べるお祝いのお菓子です。日本でもよく知られているガレットデロワに代わり南仏ではこのブリオッシュバージョンが一般的なんだそう!
上の写真は、今回南仏のお家でご馳走になったブリオッシュデロワです♥
写真には写っていませんが、ちゃんと冠もありました。
今回、初めてこのブリオッシュの慣習を知ってビックリ!
そんなわけで、
ちょっと気にして南仏の街を歩いてみると、確かにパン屋さんやお菓子屋さんでブリオッシュデロワを沢山見かけました。逆にガレットデロワをあまり見かけませんでした。ふむふむ。
このブリオッシュデロワ、甘くてフワフワでとっても美味しかったです(*´з`)
ブリオッシュの周りにはカリカリのお砂糖がついていて、中には一つだけフェーブが入っています♪
みんなで分けっこして食べて、フェーブを引き当てた人が王様として祝福されます。
ガレットデロワとの違いは?
お菓子としての一番大きな違いは、
- ガレットデロワはパイ生地で中にアーモンドクリームが入っている。
- ブリオッシュデロワはブリオッシュ生地で中にレーズンやドライフルーツが入っている。
ズバリこれが大きな違いです。
マダムに教えてもらったのですが、
ガレットデロワは北フランスで食べるお菓子なのだそう。
あたしゃ知らなかったよ(´・ω・`)!
でも考えてみれば確かに。
北フランスといえば、美味しいバターの一大生産地ですからね♪
例えば、ブルターニュ地方にはバターをたっぷり使った美味しいお菓子が沢山あるし(クイニーアマンやガレットブルトンなど♪)、ガレットデロワもバターたっぷりのお菓子ですから、北フランスでメジャーなのもなんとなく納得!
パリも北に位置しているから、パリの有名パティシエたちもこぞって美味しいガレットデロワを作るのでしょうね (^^)/
一方で、ブリオッシュデロワは南フランスで一般的なお菓子なんだそう。
南フランスは、太陽をいっぱい浴びた美味しいブドウや果物が豊富。
それらをドライフルーツやコンフィズリーにして保存したりするので、ブリオッシュデロワのお菓子にもドライフルーツが入っているのかしら。
ちなみに、エピファニーの日は、イタリアやスペインなどもブリオッシュ生地のお菓子を食べることが多いようです。
まとめ
最近は日本でも人気のあるガレットデロワ。
本来この日は公現節と呼ばれていて、生まれたばかりのイエスキリストを訪ねて東方の三博士がお祝いにくることにちなんだお祭りの日なんですよね。
フランスといっても様々。
大きく分けると南北、もっというと地方で文化や風習が違うので、今回のブリオッシュデロワも南北文化の違いを感じました。
ちなみにリヨンは、ガレットデロワが主流です。
フランスに暮らしてみると、ノエルからエピファニーまで年末年始はずっとイエスキリストのお祝いモードが続いている感覚で、
美味しい物を食べてはプクプクと太っていくわたしがいます。。
でもこのお祝いモードもエピファニーで一旦休憩。
わたしにとっては食い納めとなります(‘◇’)ゞ
次のビックイベントはイースターでしょうか?
キリスト教徒ではない食いしんぼうは、美味しい食べ物だけちゃっかりいただいて過ごしております(^^♪
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。