フランス・ブルゴーニュの秋旅🍁ワイン畑とおいしいもの②(ワイナリーでデギュスタシヨン編)

<ブルゴーニュ2日目>ワイン畑とデギュスタシヨン

午後はワインカーブでデギュスタシヨン

一つ前の投稿で書いた通り、2日目の午前中はディジョン散策をしました。
同じ日の午後に向かったのは、ワインカーブ。
もちろん目的はワインのデギュスタシヨン(試飲)です。

車でワイン畑を進みます。
どこまでも続く、広大なワイン畑を眺めていると、「フランスにいるんだなー」と感じずにはいられません。
ぶどう畑の中に、ポツンポツンと小さな村が点在しており、それぞれの村には、周辺のブドウ畑で収穫したブルゴーニュのワインカーブがあります。

ブルゴーニュの特産品のひとつに「Crème de cassis(クレームドカシス)」と呼ばれるカシスのリキュールがあります。
偶然通りかかった村に、美味しそうな雰囲気を醸し出すクレームドカシスの醸造所を見つけたので立ち寄りました。

Liqueur Jean Baptiste Jonnet 住所:4Rue Amyntas Renevey, 21700 Arcenant

お店とは想像できないほど普通の建物の玄関から奥へ進むと、
小部屋が一部屋とマダムがひとり。そして試飲用のリキュールがずらり✨
気になるものは試飲して良いとのことだったので、3種類ほど試飲させていただきました。
試飲用に用意されたこれらのボトルは、
カシスやフランボワーズなどの甘いお酒で全て種類の違うリキュールです。
クレームドカシスの中でも、種類がさらに分かれていてアルコール度数が違います。
カシスの味が濃厚フレッシュで驚きました!
ここはブルゴーニュということで、王道のクレームドカシスを購入。
クレームドカシスは、薄めずに小さなグラスでクイッと飲む他、Cremant de Bourgogne (クレモン)に混ぜてアペリティフとして楽しんだり、デザートとしてバニラアイスにかけて味わうなど色々な楽しみ方があると教えてもらいました。



まだまだ、デギュスタシヨンの旅はつづきます。。

その後、別の小さな村で、またまた良さそうなワインカーブを発見し行ってみることに!


Domain Manuel Olivier 住所:7 Rue des Grandes Vignes, 21700 Nuits-Saint-Georges

Manuel Olivierは、家族経営されているDomainです。
訪れたタイミングがちょうどよく、
他のお客さんのデギュスタシヨンが始まるところだったので、そのグループに入れてもらえることになりました♪

デギュスタシヨンの部屋に案内され、
トマさん(蔵の息子さん)が、ワインの説明をしながらワインセーラーから一本ずつ出してくれたものを順に試飲していきます。

ブルゴーニュのクリマのこと、土壌の特徴、ブドウの品種、プルミエクリュ・グランクリュ・ヴィラージュの畑の違い、<5Nez>と呼ばれる五感を使ったワインの香りの嗅ぎ方など、
ワイン初心者の私でも分かりやすく説明してくれて、とても勉強になりました。

この時のデギュスタシヨン。
他のお客さんは、フランス組2グループ&カナダからやってきたというカナダ組1グループの合計3組。
トマさんは、英語も堪能で仏英2か国語を織り交ぜながらのバイリンガルな試飲会でした。


試飲させてもらったワインの数は、なんと15本!😂笑

試飲時間、一時間半の大試飲会となりました。

もちろん、サーブされたワインを全て飲み切る必要はなく、飲み残したらバケツに捨てながら試飲します。

醸造年・土壌の違い・品種・値段の違いなど様々な要素から、貴重なワインの飲み比べを行います。

素人でもハッキリと分かるほど、味も香りも全然違っていて驚きでした!!
しかも、他のカーブやシャトーの試飲は有料なのに、ここはなんと全て無料で良心的。

もちろん、デギュスタシヨンの後には、きちんとワインを購入するのがマナーです。

試飲後、ワインカーブを案内してもらいました😊

蔵には、ワインの樽が整然と並んでおり、それぞれの樽には、醸造年が記載されています。
出荷前のボトルが沢山積み上げられていました。


なんと、Manuel Olivierは東京にお得意の取引先があるそうで星付きレストランにも提供しているとのこと✨
日本人バイヤーは、こんなフランスの田舎にも買い付けにくるんだなーと感心しました。

やはり食に対する飽くなき探求心は、日仏の共通点だと思います。

秋のブドウ畑には、収穫直前のピノノワールが実っていました。

おいしい晩ごはん。ブッフ・ブルギニョンを味わう

デギュスタシヨンの後は、
Nuits-Saint Geourgeの街に戻り、晩御飯。

お目当ては、ブルゴーニュ名物のBoeuf bourgignon(ブッフ・ブルギニョン)。
牛肉の赤ワイン煮込みです。

赤ワインでじっくり煮込まれたお肉は柔らかくてほのかにワインの香りがしてとても美味しかったです。

デザートは、モワローキャラメルブレサレという温かいデザートにしました。
この円柱を割ると、中から流れるようにトロトロのキャラメルが出てきます。
フランス人は、レストランでの食事のあとにほぼ必ずデザートを頼む。
食事の締めに甘いものを食べないと満足いかない人達なのです。笑

この日も沢山の出会いのある素敵な1日でした。

ブルゴーニュの旅つづく。。