フランス・ブルゴーニュの秋旅🍁ワイン畑とおいしいもの③(ボーヌ街歩き&ワインの村々編)

ブルゴーニュ旅日記その③

前回からの続きです。

<ブルゴーニュ3日目>ボーヌ街歩きと近郊のワイン村巡り

Beaune 街歩き(土曜マルシェ・ワイン博物館.・おすすめのお店..etc)

ブルゴーニュ3日目の土曜日。
この日は、宿泊しているNuits-Saint Geourgeから車で20分ほどかけてワインの都・ボーヌへお出かけ。
相変わらず、美しいワイン街道を走って向かいます。



街に着くと、ちょうど土曜日のマルシェが開かれていました。

美味しそうな地元の食材を見ながら、とりあえずマルシェを物色。
前日もディジョンで市場へ行ったけれど、やっぱりブルゴーニュは美味しい食材の宝庫だとここで確信しました。

またもや、ケーキのような特大サイズのエポワスを発見。
コンテチーズも種類が豊富です。

ここでも、ブルゴーニュトリュフが沢山売っていました。

食いしんぼうな私にとっては、何も買わなくてもマルシェを散策するだけで楽しくてウキウキ。
マルシェにはその地方の食文化が凝縮されています。

マルシェの後は、ボーヌの街を散策。
ボーヌの見どころのひとつ、施設院(Hotel Dieu)は前回見たので今回は省略しました。
街では、ワインとジャズのイベントが開かれており、街の至る所でジャズの路上演奏が繰り広げられています。
街中に音楽が響くなかで、みんなニコニコ幸せそう♪
ちなみに今のフランスは、路上でマスクはしなくてよいことになっています。
お店・レストラン・カフェ内はマスクが義務で、衛生パスポート(ワクチン接種証明)を提示しなければレストランもカフェも利用できません。
しかし音楽のパワーってすごい。

ボーヌはゆったりとしていて心地よい街です。
広場に出ると、ブロカント市場が開かれていました。

ボーヌのブロカント、結構良いものが売っています。
ワインの土地柄でしょうか。
見ているだけで楽しい♪

お肉屋さんでは、ブルゴーニュ名物のエスカルゴを発見。
値札に書いてある、カタツムリの絵がなんだかシュール😂
今回ボーヌを訪れた、ひとつの目的は「Musée du Vin (ワイン博物館)へ行くことでした!
ブルゴーニュのワインの歴史やワインを作る過程や土壌の違いなど、色々な知識を学べてワインのお勉強に最適です。

ボーヌは、ワインの首都ともいわれるほど、ワインで有名な街です。
街中にも、沢山のワイン屋さんがあります。

前回ブルゴーニュへ行ったときに立ち寄ったお店「Le Bistrot Bourguignon」では、色々な種類のブルゴーニュワインをグラスで提供していてお値段もお手頃でした。
お料理もとても美味しくて雰囲気も良かったので、ボーヌへ行かれる方におすすめしたいお店です。

今回街歩きで見つけたお店の中で一番楽しかったのが、ボーヌの中心街にある、本屋さん兼ワインの雑貨屋さん「Athenaeum」というお店!
お店には、ワイングッズ・ブルゴーニュワインの大きな地図・ソムリエ用の本・プロフェッショナルなワイン専門用品が取り揃えてあります。ここまでワイン関連の商品が揃ったお店はフランスでも珍しいのでは?
ちょっとしたお土産探しにも良いかんじ。

そのお店で見つけたこれ。なんだか分かりますか?

「Le Nez du Vin(直訳:ワインの鼻)」と呼ばれるもので、ワインの香りを嗅ぎ分けるトレーニングに使うのだそうです。
香りは全部で1番から54番まであり、ワインに関連した香りが小瓶に詰め込まれています。
これを目隠しで嗅ぎ分け、香りを当てるというもの。
ほとんどプロフェッショナルな領域です。

Amazonで探したら、、同じ商品を発見!!今の時代すごいですね。笑


色々なものが揃っていて、とっても面白いお店なので、ボーヌへ来られる際は立ち寄ってみてください☟

お店の名前:Athenaeum
住所:5 Rue de l’Hôtel Dieu, 21200 Beaune(お店はボーヌの観光案内所の脇。Hotel Dieuの向かいにあります。)
URL:https://www.athenaeum.com/

ボーヌの城壁の外側を歩いていると、昔の洗濯場を見つけました。
上の写真の右側の長方形のような池が、昔の共同洗い場。
今は使用されていませんが、フランスの田舎街へ行くとこのような洗い場を見かけることが結構多いです。

ワインの村々を巡る(Aloxe-Corton/Pommard/Savigny-lès-Beaune…etc)

午後は、車でドライブしながらボーヌ近郊のワイン畑と村の散策をしました。
ボーヌのあたりのワインは、< Côte de Beaune>と呼ばれており、その中でもまた細かく呼び名が分かれています。
周辺の街や村々は、ワインで名を馳せる有名な地名が勢ぞろい。
Aloxe-Corton の村には、大きなワインのシャトーがありました。
ここのワイナリーでもデギュスタシヨンができるようです。
屋根がこの地方の伝統的な柄の屋根でとても綺麗。

この美しいブルゴーニュの風景。
どこもかしこもこんな素晴らしい風景なのです。
これだけでも見る価値があります。

そして、いつも何気なく味わうワインが、様々な土地と自然と風土により形成されたものだと思うと、これからワインに対する見方が変わりそうです。
これは、Corton-Charlemagneと呼ばれるアぺラシヨンのグランクリュという等級の畑。
ぜーんぶワインの為のぶどう畑です。

ワイン畑の隙間を縫うように、小さな小道を走ります。

この後、Pommardという街の近くにある、Coopération(共同組合)のワインカーブNuiton Beaunoy によりました。
ブルゴーニュに限らずワインの産地には、Coopérationのカーブがあることが多く、ここだと美味しいワインが比較的お手頃に購入できるので、おすすめ。
正直な話、色々なワインを買いたいのは山々ですが、毎回大きなCaveで買ってばかりだと少々値が張るので(しかもフランス人はワイン好きなので毎回ケース買い。。)普段使いのワインはここでゲットしてTPOに合わせて使い分けてます。
今回は、南仏に住む彼のご両親からもケースで買ってきてほしいとのオーダーがありました。

なかなか見ないボトルのサイズが沢山あってびっくり!
一番大きいサイズ、なんと15リットル。
普通のワインボトル20本分がこの大きなボトルに入っています!!
サーブするのが大変そう😂

この後は、私が楽しみに予約していたレストランへ。。
つづく。