食べ歩きツアー✨ リヨンの王道!ブラッスリー ポールボキューズへ行ってみた

先月、私の大好きな友人が日本からリヨンまで遊びに来てくれました!

こんな遠くまで、貴重なゴールデンウイークを使ってきてくれて本当に嬉しかったな💛 彼女は、優しい上にどんな時も自分の心に素直で努力家。どんどん夢を実現していくので、傍にいるといつも驚かされる👀!そして、とっても素敵なオーラに溢れているのです。

彼女も私も食いしんぼう💛そのうえ、食の好みが二人ともバッチリ会う♪

食いしんぼうの血が騒ぎます。

ということで、張り切って「食べものツアー inリヨン を開催してきました!!普段生活しているとなかなか行くチャンスのない、気になるレストランも一緒に食べ歩きできて大満足でした!

beautiful christmas table setting
Photo by Kaboompics .com on Pexels.com

リヨンは、フランス料理界の巨匠で三ツ星シェフPaul Bocuse (ポール・ボキューズ)氏の故郷。

リヨンの街を歩いていると、必ずポールボキューズという名前が目に入ってきます。ご本人は残念ながら2018年に91歳でお亡くなりになられてしまいましたが、沢山の伝説を残してきたフレンチ界のレジェンドです。三ツ星レストランであるRestaurant Paul Bocuse は、リヨン近郊のCollonges au Mont d’Or という小さな街にあります。他界される直前まで、ボキューズ氏は毎日このレストランに足を運び、厨房の様子を確認し、お客様へご挨拶をしていたといいます。実際、知人のフランス人も、一度この超高級レストランへ行ったことがあるそうですが、食事の最後にボキューズ氏が一つ一つのテーブルを丁寧に回り、お客様とお話をしていた姿がとても印象的だったと言っていました。しかも記念にボキューズさんとの写真撮影をお願いすると、快く引き受けてくれたそうです。

↓ Lafayette通りポールボキューズ市場の前にあるフレスク。(Fresque Paul Bocuse)

リヨン市民に愛されています。

img_9534

そんな大巨匠の三ツ星レストランは、勿論ドレスコード付きの超高級フレンチレストラン!私のような小娘が気軽に行ける場所ではありません。

ですが!リヨンの街には、ブラッスリーという形で気軽にポールボキューズの味を楽しめるお店があるのです。

その名も、Brasserie Paul Bocuse ✨!!

リヨンの東西南北にそれぞれ一店舗ずつ店を構えるこのブラッスリーは、謂わばリヨンの王道スポット。観光で来たのなら絶対に外せません。地元ではこれらの4店舗を、そのままL’Est (東), L’Ouest (西), Le Sud(南), Le Nord (北)と呼んでいます。

そんな訳で、今回は4店舗の中でも評判の良い、「Brasserie Paul Bocuse L’Ouest」へ行ってきました💛

こちらの店舗は、三ツ星の本店に一番近く、ソーヌ川沿いのテラス席のあるお店です。リヨンの中心地から距離的には一番離れていますが、地下鉄を使って行ける場所なのでそこまで遠いという感じはしませんでした。時間に余裕があれば、ぜひこの店舗をおすすめしたいです。

メトロD線の終点 Gare de Vaise 駅で下車し、駅から徒歩10分程でお店に到着。

川沿いに歩いていくと、L’Ouestの看板が見えるのでとても分かりやすいですよ♪

img_9816

お店の外観↓

img_9818.jpg

階段を上がった左奥が入り口です。

img_9819.jpg

お店の雰囲気。(ほかのお客様が来る前に撮りましたが、この後お店はほどよく満席になっていました)

img_9820

面白かったのは、オープンキッチンで調理する料理人の手元が常に大きな画面に映し出されていて、作り方や調理テクニックを眺める工夫がされていたこと🍒

img_1360

Entree(前菜)のグリーンピースの冷製スープ。(Veloute de Petit Pois Glace)

img_1359

メインのレバーステーキ。(Foie de Veau)

実は、Foie(=レバー)と知らずにオーダーしてしまいましたが、美味しかったです。これで単語をまた一つ覚えたぞ♪笑

img_1358

これは友達のオーダーした子牛のお肉と付け合わせのパルミジャーノのリゾット。(Escalope de Veau)

img_1357

img_1361.png

最後に、デザートのババオラム(Baba au Rhum)。事前にここのババオラムが美味しいと聞いていたので、迷わず注文しました(´▽`*)!!ババオラムが運ばれてくると同時にラム酒がドーン!とテーブルに置かれます👀!!

img_1356

食事が終わるころには、外も真っ暗。なんとなく、暗い川沿いを歩いて駅まで行くのが嫌だったので、お会計時にお店の人にタクシーを呼んでもらいました。安全を買うと思えば安いもの(^^)/ そのうえ、ライトアップされた綺麗な景色を眺めながらちょっとしたドライブ気分で楽しかったです。

注意として、ここのお店に行く際は、事前にホームページから予約をすることをおすすめします。インターネットで予約が出来るので、フランス語が出来ない方でも簡単に予約が出来ますよ。

以前、L’Est(東店)へ行ったことがありますが、個人的には、L’Ouest(西店)が明るくて落ち着いていて気に入りました。店員さんが親切だったこともポイントが高かったです。それから、店舗によりメニューの内容が少し違うようでした。ブラッスリーなので、勿論お値段もお手頃。ディナー(ワイン込)で一人50ユーロあれば十分です。一般的なフランスのレストラン平均価格を考慮しても、ここは美味しくて雰囲気も良くて大満足です💛ランチはもっとお得にお食事できるし、日曜日も営業しているので助かります。

こうして、食いしんぼう二人組は、この日大満足で帰宅したのでした(^^)/

※補足: ブラッスリーとは、、お酒と食事が楽しめる大衆的なお店を指します。実際は、ブラッスリーと言っても様々で、有名シェフのブラッスリーから地元の昔ながらのブラッスリーまで、お店の雰囲気も大分異なりますが、気取らず食事の出来るお店と思っていただければ間違いないかと思います。ですが、フランスで食事(特にディナー)をする際は、綺麗な恰好をしていくことをお勧めします。綺麗な恰好といっても、決してブランド品を身に着けるとか、派手な恰好をするとか、そういう意味ではなく、もっと基本的な、スニーカーを履かないとか、ジャケットを羽織るとか、いつもよりちょっとおしゃれな格好を心がけると良いです。 なぜなら、やはりお店の人もお客さんの恰好をきちんと見ているんですよね。そして、綺麗な恰好をしていたほうが、お客様として丁寧に扱われる確率がグンと高くなります。自分のちょっとした心がけで、気分よく楽しいひと時過ごすことが出来るのならば、やらない手はありません。フランスは、日本のように”お客様は神さま”ではないので、常に対等、時にはあまり丁寧でないお店もあるので、相手に期待しすぎないことがポイントです、、笑

<お店情報> Brasserie Paul Bocuse L’Ouest

住所: 1, Quai de Commerce 69009 Lyon, FRANCE

行き方: Metro D線で終点 Gare de Vaise駅下車。駅から徒歩10分。