こんにちは😊
今年の5月に訪れたブルターニュ。
最近、フランス人に大人気の旅行先でもあります。
なんてったって、
食いしんぼうにとって最高に嬉しいことは、ブルターニュ地方は美味しい食べ物の宝庫だということ✨!
そこで今回は、
ブルターニュへ行くなら絶対に押さえておきたい、ブルターニュの美味しい食べ物をご紹介したいと思います。
美味しいものが好きな人は必見です!!
ブルターニュ地方とは
ブルターニュ地方とは、大西洋に面したフランス北西部の地域圏をさします。
この地方の有名な都市と言えば、レンヌ・サンマロ・ブレスト・ヴァンヌなどが挙げられます。
ブレストは、フランスのケーキの種類の一つとして有名なパリブレストのあの「ブレスト」です!
縞々のボーダー服が日本でも人気の洋服ブランド、サンジェームズもブルターニュのブランドです。
ブルターニュは、ケルト文化が色濃く残る独特の伝統文化が特徴で、
フランスではブルターニュの人々のことをブルトン人という呼び方をします。
言語も公用語であるフランス語の他に、「ブルトン語」といわれる昔からの地方言葉が今でも存在しており、
ブルトン人は自分のルーツにプライドを持っている人が多いです。
ブルターニュの旗
ブルターニュを語る上で必ず話題となるのが、天候。
年間を通して雨が降ることが多く、かと思えば急にお天気になったり!
一日の天気の変化が激しいのがブルターニュ。
イギリスにも近く、大西洋に面するブルターニュの天候は、夏でも涼しくフランスの中でもかなり特徴的です。
近年の地球温暖化により、
フランス全体(特に南仏)の気温が上昇傾向にあるため、
最近ではバカンスを涼しいブルターニュで過ごす人が増えたり、ブルターニュに移住するフランス人が増えてきているようで、
ブルターニュの地価が年々とても値上がりしています。
今でこそ、フランス人に注目を浴びているブルターニュ地方ですが、
年間を通して雨が多く、日照時間も少ない環境から、その昔は食料に乏しい貧しい地方だったといわれています。
しかしながら、現在のブルターニュ地方は、大西洋に面した独特の地形から、
野性的な大自然の広がる美しい地域として人気です。
また、新鮮な魚介類が豊富な上に、近年フランスで人気が高まっている和食ブームの影響を受けて、「海藻」や「かつお節」の国内産地としても有名です。
実は、ブルターニュは、美味しい食材が豊富にありガストロノミーも発達しています。
フレンチグルメの宝庫と言えるでしょう✨
絶対食べたい!ブルターニュ名物一覧
それでは早速、ブルターニュで見つけた美味しい食べ物をご紹介します😊
ブルターニュへ行く前の予習として、是非皆さんの参考にして頂けたら嬉しいです。
お店で食べたい美味しいもの
そば粉のガレット&クレープ
ブルターニュ名物で真っ先に思い浮かぶのは、「そば粉のガレット」と「クレープ」。
これは絶対に外せません!
そば粉のガレットは、ガレットでハムやチーズを包んだ、主食のお惣菜ガレットのこと。
クレープは、キャラメルソースやチョコレートがかかった甘いクレープのことを指します。
フランスでは「Crêperie」というのがクレープ屋を意味します。
所謂、ガレット・クレープ専門店のことで気軽に入れるカジュアルなお店が多いです。
Crêperieのレストランでは、
メインに「そば粉のガレット」を食べ、その流れでデザートに「甘いクレープ」を食べることが多いです。
意外とずっしりお腹がいっぱいになります。
ガレットのお供にはシードルを飲むのが定番。
本場のクレープは意外とシンプル。
ブルターニュはバターの産地でもあるので、美味しいバターで焼かれたガレットやクレープは本当に美味✨
ガレットの種類も色々あって迷う。
私たちは、ブルターニュ滞在中に4件ほどクレープリーでガレット&クレープを食べて、味比べをしてみました😊
ブルターニュには、街のそこらじゅうに Crêperie の看板が沢山あって、流石クレープの本場だなと感じました。
観光客向けのお店から、地元の人が通う美味しいお店まで色々とあるので、
美味しいクレープのお店に行きたいときには事前に良く調べておくことをおすすめします。
シードル
シードルとは、リンゴを発酵させて作るアルコール飲料で、シュワシュワの微炭酸が特徴。
ブルターニュやノルマンディーはリンゴ栽培が盛んで、シードルの産地でもあります。
フランス人がシードルを楽しむ時には、ガレットと合わせて食べることが殆ど。
そのため、ブルターニュでクレープ屋さんに行くと、必ずシードルが置いてあります。
ゲランドのクレープリーで飲んだシードル。
Cidre Brutというのが辛口シードルで、Douxというのが甘口シードルです。
食事に合わせるなら、辛口が私のおすすめです。
ブルターニュでは、陶器で出来た「ボレ」と呼ばれるボールでシードルを飲むのが伝統的です。
みなさんも是非オーダーしてみて下さい。
ガレットのそば粉とシードルのリンゴの風味がとても合うんです。
直売店やスーパーに行くと、ブルターニュでしかお目にかかれない色々なメーカーのシードルがボトルで売っているので、
お土産にもなりますよ🍎
魚介類(生ガキ・オマール海老 etc..)
大西洋に面した地形から、新鮮な魚介類が豊富に獲れるブルターニュ。
新鮮な生ガキは絶対食べてほしい!
私たちは、Quiberonにある牡蠣の養殖場に行って、獲れたての生ガキを食べました。
本当に身がぷりぷりで、こんなに美味しい生ガキ初めて食べました😆!!
フランスのお店では、生牡蠣をオーダーするとプレートに乗せて出してくれます。
驚きの鮮度。
養殖場に隣接したオイスターバーでランチ。何気なく出された牡蠣のお供のバターもしっかりボルディエでした。
流石フランスブルターニュ!
続いて、ブルターニュで味わいたいシーフードとしてご紹介したいのが、
オマール海老✨
こちらも、ブルターニュ名物として欠かせません。
市場に行くと、獲れたてで、まだ元気に生きているオマール海老が山のように売られていて、ビックリしました。
折角だから、食べてみたい!と思った私は、オマール海老が食べられるお店を検索し、ディナーに行って見ることに。
そこで出てきたのが、こちら。
どーん。
「Hommar blue」と呼ばれるオマール海老がブルターニュの名産。
メインにオーダーしたオマール海老一匹!
ここのレストラン、とっても美味しくて、しかも夜のコースで29€というビックリ価格なうえに、お店の人もとても感じが良くて、また行きたい!と思った素敵レストランでした💛
Perros-Guirecにある、La bonne aubergeというお店です。
別の日に、他のお店で食べたのは、
ムール貝の白ワイン煮と自家製ポテトフライ。
Moules et Fritsと言って、フランスでは、ムール貝とフライドポテトはほぼセットで登場します。
ムール貝のワイン蒸しはシンプルで美味しい。
これまた、とても美味しかった!
ブルターニュはムール貝も沢山獲れるのです。
お鍋一杯のムール貝で一人前ですが、このムール貝は普通の2倍ぐらいのボリュームで、
流石の私でも一人で全ては食べきれませんでした。笑
クイニーアマン
クイニーアマンとは、バターと砂糖で出来た甘いパンで、
ブルターニュ地方のDouarnenez(ドゥアンネ)という街が発祥の伝統的なブルターニュ菓子です。
日本でもフランス菓子として人気のあるクイニーアマン(Kouign amann)は、
実はフランス語ではなくブルトン語の名称で、
Kouign=お菓子、Amann=バターを意味します。
つまり、バターのお菓子という意味ですね😆!
フランス人がクイニーアマンを発音すると「クイニャマン」と聞こえます。笑
クイニーアマンコンテストで受賞歴のあるという、地元で人気のお店に行ってきました。
Perros-Guirecにあるクイニーアマンの専門店にて。
キャラメルの感じがつやつやパリパリでとっても綺麗!
大きさは、大中小とありました。
こちらは別のお店でいただいたクイニーアマン。
Vannesにあるクイニーアマンの専門店にて。
ブルターニュでは、
パン屋さんでもクイニーアマンを売っていますが、折角だから専門店で買ってほしい!
バターたっぷり、砂糖が焦げてキャラメルになった感じがなんとも美味しい!
翌日以降に食べる場合は、オーブンで5分ほど焼き直してから食べた方が美味しいとのこと。
お店で買って、朝ごはんに食べてもいいですね。
お土産に買って帰りたい美味しいもの
ここでは、持ち運びが出来てお土産にピッタリのブルターニュの食べ物をご紹介します。
オイルサーディン(いわし缶)
土地柄、イワシが沢山獲れるから、
昔のブルターニュ人は収穫したイワシを缶詰にして寒い冬を乗り切るための栄養源としていました。
だから、今でもフランスではイワシの缶詰といったらブルターニュ産!
ブルターニュには色々な缶詰ブランドがあり、パッケージもお洒落でお土産にピッタリです。
味も、バジルとタイムのオリーブオイル漬けとか、エスプレット産唐辛子風味とか、
日本にはないフレーバーが沢山あって楽しいですよ。
ガレットチップス
ブルターニュで私たちがハマってしまったガレットチップス。
今回、自宅のお土産用に沢山買いだめしてきました。
ガレットチップスとは、
そば粉のガレット生地をそのままチップスにしたものなのですが、
これがアペリティフに最高なんです😆!!
ポテトチップスよりも軽やかで薄味で、シードルやビールにとっても合う!!
ブルターニュに行くまで、ガレットチップスの存在を知らなかったので、新しい発見でした✨
実は、ブルターニュのポテトチップスブランドとしてフランスで人気のBRETSからも、
ガレットチップスが出ています。
この、フォレスティエ味がおいしい!!
ガレットチップスは皆さんにも是非試してほしいです!
お酒(シードル・ビール etc…)
ブルターニュのお土産にアルコールはいかがでしょうか?
リンゴのシードルは勿論お土産にピッタリですし、その他にも洋ナシの発泡酒などもあります。
ブルターニュ産の地ビール
ブルターニュでお土産に購入したりんごのシードル。
ブルターニュはシードルだけでなく、地ビールもとても人気です。
パッケージもブルターニュっぽいお洒落なものが沢山あり、見ていると面白いです。
ゲランド産の塩キャラメル
フランスの天然塩として世界的に有名なゲランド産の塩。
今回、ゲランドの塩田を見学したり、城壁に囲まれた中世の古くて美しいゲランドの街を訪れる機会がありました!
そんなゲランドの街中で見つけたお塩専門店で、偶然購入した塩キャラメルが物凄く美味しかったのです😆✨✨
ブルターニュ産のバターとゲランドの塩を使った、塩キャラメルらしい。
ゲランドのお塩屋さんで見つけた塩キャラメルと塩キャラメルソース。
↑この塩キャラメルが美味!
あまりの美味しさに、お土産用にもっと買っておけばよかったと後悔。
この塩キャラメルは、ブルターニュの中でもゲランドでしか見かけなかったので、
ゲランドへ行かれる方は是非探してみて下さい。
塩キャラメルのタルティーヌなども、
自宅で塩キャラメルのクレープが簡単に出来るのでおすすめ。
ブルターニュのガレットサブレ
ブルターニュと言えば、ブルターニュバターをたっぷり使ったサブレやガレットが有名です。
サブレは、薄焼きクッキー。
ガレットは、厚焼きクッキー。
フランスは、スーパーで普通に売っているクッキーでもハイレベルなのですが、
ブルターニュのクッキーは、フランスで一般に見かけるクッキーよりも、バターの風味が格段に濃厚でとても美味しかったです。
そば粉で作ったというサブレも買ってみたところ、蕎麦ボーロみたいな懐かしい味がしました。
ボルディエバター
日本でも高級フランスバターとして有名な、ボルディエ。
ボルディエはブルターニュのバターブランドです!
サンマロへ行った時に、ボルディエのお店を発見!
「La Maison du Beurre Bordier」という名前のお店で、ボルディエ社の直営店です。
ボルディエのお店なので、バターの品揃えが群を抜いて豊富でした。
サンマロにあるボルディエのお店。
有塩・無塩・ゆず・ニンニク・マダガスカル産バニラ・レモン・フランボワーズなど
色々な風味のボルディエバターが売っています。
バターの他にも、
ボルディエバターを使ったクッキーやボルディエバターのいわし缶など、初めて見るボルディエ製品が沢山ありました。
ボルディエバターで作ったイワシ缶なら日本にも持ち帰り出来る!
私はボルディエの海藻バターで漬けたいわし缶を選んでみました♪
店内奥に、ボルディエバターの製造方法やバターの歴史を学べるスペースがあり興味深かったです。
お店の隣に、ボルディエがビストロを出しているので、そちらでバターの食べ比べや、お食事をいただけるようです。
Gavottes のクレープドンテル
ガヴォット社の Crêpe dentelle (クレープドンテル)。
このまま食べても美味しいし、冷たいアイスと一緒に食べてもおいしい💛
クレープドンテルとは、サクサクのクレープ生地をベースにしたフランスのお菓子のことです。
ガヴォットはブルターニュ生まれのお菓子メーカーで、このクレープドンテルが有名。
味も、万人ウケするのでお土産にも安心。
日本でもカルディなどで手に入りますが、
何といっても、ブルターニュで買うと可愛い缶に入っていてお土産に喜ばれます。
私は、ブルターニュの地図とともに観光地や名産品が描かれた缶を記念に購入😊
他では見かけない様々な可愛いデザイン缶に入ったクレープが売っていました。
海藻
今フランスでもブームになりつつある、海藻。
ワカメや昆布など、和食に使えそうなブルターニュ産の海藻が沢山売っていたので、買ってきました。
在仏者にとって、海藻は貴重!
海藻だから日本風のネーミングが多いのか、GOEMONという名の謎の海藻も見かけました。
海藻はサラダやお味噌汁に使えますね。
まとめ
今回は、ブルターニュに行ったら是非食べてほしい美味しいものをご紹介しました。
私がブルターニュ滞在中に個人的に嬉しかったことは、魚介類の豊富さでした。
フランス生活は、新鮮な魚介類に飢えがちですが、
ブルターニュ生活なら新鮮でおいしいお魚に囲まれて天国だろうなーと想像しました✨
乳製品に関しては、今回はボルディエバターをご紹介しましたが、
正直なところボルディエでなくても美味しいバターはフランスに沢山あります!
特に、ブルターニュは乳製品の産地なので、本当に沢山の美味しいバターやヨーグルトなどの乳製品を多く見かけました。
おまけですが、ブルターニュのスーパーで売っているKer Ronanという地元メーカーのヨーグルトがとても美味しかったです!
Ker RONANのヨーグルト。ブルターニュのPlougastelはイチゴの産地で有名。
見かけたらチェックすべし。
ブルターニュ地方は食の宝庫なので、食いしんぼうさんにオススメの旅先ですよ😉
最後までご覧いただきありがとうございました。