冬の定番「パンデピス」♡フレンチマダムのおいしいレシピ

こんにちは。
だんだん寒い冬が近づいてきました。
今回は、フランスでノエルの時期に食べるおやつ「パンデピス」のレシピをご紹介します。
このレシピは、お料理上手な彼のママに教えてもらった作り方😊💕
簡単でとても美味しいので冬のおやつや朝ごはんにぴったりです!

パンデピスとはフランス語でPain d’epicesといいます。
Epices(=エピス)とはスパイスを指します。
つまり、そのままスパイス入りのパウンドケーキのこと。

ほのかに蜂蜜の香りがして、心も体もほっこり温まるお菓子です。
ぜひ皆さんもお試しください🎄

パンデピスの材料

材料(長方形の型一台分)

  • 水 150ml
  • 砂糖 60グラム
  • 薄力粉 150グラム
  • バター 95グラム
  • はちみつ 150グラム
  • 5epices (シナモン・アニス・生姜・クローブ・コリアンダーのパウダー)
  • レモンとオレンジの皮 適量(おろし金で予めピール状に削っておく)
  • ベーキングパウダー 1袋(約9グラム)
  • 重曹 ひとつまみ
  • 塩 ひとつまみ

5epices とは?

材料にある、5epicesとは、パンデピスに使うスパイスのこと。

フランスのスーパーへ行くと、パンデピス用のスパイスとして既に全てのスパイスが混ざったものが売っています。
メーカーによって微妙にスパイスの配合が違うのですが、代表的なパンデピスのスパイスはシナモン・アニス・生姜・クローブ・コリアンダー・カルダモンなど。

日本でパンデピス用のスパイスが手に入らない場合は、これらのスパイスのパウダーを自分で混ぜて作ればオッケーです。
(下の写真は、私が日本にいた頃に代用していたパンデピス用のスパイスの例です。シナモンは棒状のものを、アニスはスターアニスをそのまま鍋にかけ、他のパウダーと合わせてお湯で煮出して使っていました。右下の緑の種は、カルダモン。)

パンデピスのレシピ

作り方

  1. 小さめのお鍋に水150mlを注ぎ、材料の砂糖60グラム・はちみつ150グラム・塩(ひとつまみ)を入れて混ぜながら沸騰させる
  2. 5Epices(パンデピスのスパイス)&レモンとオレンジの皮(ピール状に削ったもの)を①に混ぜ、お鍋を火から離して20分ほど浸しておく。
    スパイスは、好みの分量でOK。私はスパイスの強いパンデピスが好きなので、大さじ2杯ほどいれます。
    レモンとオレンジの皮は、無農薬の皮を半分ずつすりおろして適量入れます。

  3. ②に95グラムのバターを加える
  4. 大きめのボールに小麦粉・ベーキングパウダー・重曹を混ぜて振るう

  5. ③をザルや布で濾して(←レモンピール・オレンジピールを取り除くため)、
    ④に混ぜ加える

  6. ⑤をヘラで切るようによく混ぜ、長方形の型に流し入れる

  7. 180度に予熱したオーブンで、40~50分焼き完成。

    ポイント:オーブンで焼くときに、焼き時間・焼き加減に気を付けること。

アペリティフにも人気なおすすめの食べ方

ティータイムのおやつや朝食に食べるのはもちろん、
フランス人がノエル🎄の時によくやる食べ方がありまして、
パンデピスを薄く切り、パンデピスの上にフォアグラを乗せお塩を少しだけまぶして食べる方法!
これとても美味しいです。
フォアグラとパンデピスの甘味にお塩のしょっぱさが加わって前菜やノエルのアペリティフにピッタリなので、試していただきたい。
カモのハムなどでも合います。


パンデピスは、焼きあがりをおいしく食べるのもよし。数日寝かせてから食べるのもよし。
焼いてからアルミホイルなどでしっかり包み、1~2週間置いておくと、固めのパンデピスになるのでフォアグラを乗せる場合は、少し寝かせて硬めにしたほうがおすすめです。

パンデピスは主にクリスマスシーズンにフランスで良く食べられるお菓子です。

なかなか日本では、知名度が低いかもしれませんがスパイス好きの人には気に入っていただけると思います。

是非試してみてください♡
最後まで読んで頂きありがとうございました。