リヨンの美味しいショコラティエ3選

こんにちは!

フランスの代名詞ともいえる、美味しいお菓子やケーキたち。

今回はフランス人も大好きなチョコレート屋さんをテーマに、リヨンで人気のある美味しいショコラティエをご紹介します😊

リヨンの老舗ベルナション「Bernachon」

リヨンを訪れる日本人なら必ず立ち寄るショコラティエ「Bernachon」♡
美味しいもの好きの方ならご存知の方もいるのではないでしょうか。

リヨンのみらず、フランスでも屈指のショコラティエの名店です。

1953年創業。
カカオの品質にこだわりを持つベルナションは、代々フランス国内でもリヨン本店の一店舗のみで家族経営を貫いてきました。
(その後リヨンとパリの2店舗展開)
現在はベルナション3代目のフィリップさんがチョコレート作りに励んでいます。
小話ですが、実は創業者 Maurice Bernachon 氏の息子 Jean-Jaque Bernachon 氏はポールボキューズの娘François Bocuseと結婚しています。リヨンの美味しいところが全部詰まっていそうな結婚ですね。笑
フレンチグルメ界のサラブレッド♪

そんなリヨンを代表するチョコレート屋さんである Bernachon。
お店の看板商品は、「Palet d’or(パレドール)」という名前の丸いガナッシュチョコレート。
ゴージャスにも金粉が乗っているのが特徴!
3個入りの小箱入りのものから、ケーキのような大きなサイズのものまで、色々なサイズがありお土産にもなります。

ただし、注意したいことは賞味期限。
Palet d’orはあまり日持ちがしないため(確か1~2週間ほどだった気が、、)日本へお土産として持ち帰る際には注意が必要です。

そして、ベルナションでPalet d’orと同じく人気なのが、板チョコ類😊

フランス語でTablette(=タブレット)と言います。

ベルナションのタブレットは、10種類以上のフレーバーがあって種類豊富なことが大きな特徴。
フレーバーは、オレンジピール・塩キャラメル・ピスタチオ・ラムレーズン・シリアル入り・ベルナショック・パレドール(板チョコバージョン)などなど、
私たちの想像する板チョコの域を超える美味しさな、デザート感覚の板チョコです。

お店に行くと、板チョコたちが美しく整列していて圧巻✨✨

お値段は一枚7ユーロ~8ユーロほどでフレーバーによって多少値段が変わります。
毎年サロンデュショコラの時期になると日本のデパートでも購入可能のようですが、聞いてびっくり板チョコのお値段は日本で買うと3500円以上😱!!

なので、日本へ行く時に家族や友人にお土産にプレゼントするとかなり喜ばれます😊
購入時にお願いするとプレゼント用に包装してもらえます。

この日は、
プロバンス地方の布地ブランド「SOULEIADO」と Bernachon がコラボレーションを行っており、
プレゼント用にお願いした包装がソレイアード仕様になっていました💕
かわいい😊!!
店内のディスプレイやチョコレートもコラボ商品がちらほら。

数年前まで、ベルナションのチョコレートはフランス国内でもリヨン本店のみで購入可能でしたが、
ここ最近、待望のパリ店が初オープン。
今ではパリでも買えるようになりましたのでパリ旅行の際も要チェックです✨

リヨン本店は2021年にお店を改装してリニューアルオープンしたばかり。

改装前よりも明るくて、モダンな店内になりました。
チョコレートのディスプレイも見やすくなりお買い物しやすくなった印象です。

お店の隣にはサロンドテも併設されているので、朝食・ランチ・お茶の時間に、観光がてら休憩することも可能です。

ベルナションでは、ケーキ・キッシュ・ブリオッシュなども店頭販売しています。
アルザス地方のジャムの妖精こと、クリスティーヌ・フェルベールさんのジャムもこちらで購入可能。

いかにもフランスっぽいケーキたちが並びます。

ベルナションで特に有名な看板ケーキが「Président(プレズィドン)」というチョコレートケーキ。

ひらひらのチョコレートが帽子のようにデコレーションされているのが目印です。(写真下中央)

持ち帰りも出来ますが、
こちらのケーキも一人用の小サイズをサロンドテで食べることが出来ますので、気になる方はお試しあれ♪

お店情報

BERNACHON
公式ホームページ:https://www.bernachon.com/
住所:42 Cr Franklin Roosevelt, 69006 Lyon
定休日:日曜日・月曜日
アクセス:メトロA線 Foch 駅から徒歩5分

PHILIPPE BEL (フィリップベル)

私が大好きなリヨンのショコラティエ「PHILIPPE BELL」。

リヨンの中心地・プレスキルにある小さなショコラティエですが実力は本物です✨
リヨン市内の星付きレストランでも提供されるほどです。

フィリップベルのお勧めは、なんといってもボンボンショコラ♪
独創的なフレーバーが沢山あり、見ているだけでウキウキしてしまうほどのバリエーション。

どれもチョコレートの質が良く、繊細です。
嬉しいことに、こちらでお買い物すると、好きなチョコレートを一個味見させてくれるサービス付き😊!
店員さんもこちらから話しかけるととっても気さくで感じが良いです。

自宅用に数個だけ購入すると、小さな袋に入れてくれます。これで確か7ユーロほど。

こちらはプレゼント用のボックス。
丸い形のチョコはトリュフチョコで、口に入れると中から滑らかなチョコレートが流れ出てきます。
毎回、きちんと味の説明書を添付していただけて、自宅でチョコを食べるときに参考になります。

フィリップベルのショコラは、
バジル・ローズマリー・ゆず・パッションフルーツなど、さまざまなハーブや柑橘類・ナッツを含んだフレーバーがあるのが特徴。
食べていると楽しくなりますね♪

一粒だけで満足度の高いチョコレートです✨

ボンボンショコラの他にも、
チョコレートでコーティングしたナッツやギモーヴのお菓子や、チョコレートを挟んだビスケットなどもお店で売られています。
タルティーヌ用のチョコレートやキャラメルブレサレはちょっと贅沢な朝食バゲットのお供にいかがでしょう💕



繊細な香り使いとカカオの品質の良さはファンになること間違いなし😊
みなさんもお近くに行く機会があれば、立ち寄ってみて下さい。

お店情報

PHILIPPE BEL 
公式ホームページ:http://www.chocolatphilippebel.fr/
住所:27 Rue Tupin, 69002 Lyon
定休日:日曜日・月曜日
アクセス:メトロA線 Cordeliers 駅から徒歩3分


François Pralus (フランソワ・プラリュ)

リヨンのチョコレート屋さん3つ目は、フランソワ・プラリュのチョコレート。

プラリュは、フランス国内(ロアンヌ本店・リヨン・パリ etc…)にいくつかブティックがあります。
元々、1948年にリヨン近郊の街 Roanneで誕生したプラリュのお店。
初代 Auguste Pralusさんが創業した当初は、ブリオッシュが人気となり大成功。Auguste さんはパティシエとしてMOF(フランス国家最優秀職人賞)も受賞した実力の持ち主✨

創業当初から現在に至るまで変わらずフランス人に人気の看板商品は、
このお店の Praluline(プラリュリン) というローズ色のプラリネ菓子(リヨン名物)が入ったブリオッシュです。

いつもお店に甘ーい香りがふんわり漂っていて、このブリオッシュ目当てにお店の前に行列が出来ていることもしばしば。
みんな引き寄せられるようにブティックに入っていきます。笑
昔、東京の銀座三越にもプラリュが入っており、そこでブリオッシュも購入できたのですが、気づいたら日本から撤退してしまっていました😓!!

だから、今はフランスでしかお目にかかれない、おいしいブリオッシュ💕
夕方ブティックに行くと売り切れていることもあります。

そんなプラリュですが、実はチョコレートもとっても美味しくてハイレベル!

初代のAugusteさんはブリオッシュで大成功、息子のFrançoisさんはカカオで大成功しています
すごいですね。

プラリュ二代目である フランソワ さんは、若い頃にベルナションで修行を積んだ経験があります。
その後、カカオ豆からチョコレート作りをすることに拘りをもったフランソワさんは、独自にチョコレートの生産開発に取り組み、カカオの道を究めていった方。
カカオ豆の生産からチョコレートの製造までの全工程を行うフランソワさんのチョコレート作りは、
今やフランスを代表するメートルショコラティエとして、とても有名な存在です。

そんな背景から、
ブリオッシュと肩を並べて有名なプラリュの看板商品は、「ピラミッド」と呼ばれる10枚の板チョコが積み重なったチョコレート。
ペルー産・エクアドル産・マダガスカル産・コロンビア産など、10種類の産地ごとにカラフルに色分けされたパッケージが特徴のタブレットセットです。
それぞれに異なるカカオの旨みを存分に楽しむことができる板チョコは感動レベル✨
板チョコは甘さ控えめなカカオ率75%。

甘くないからこそ、カカオ本来の味と産地の違いがハッキリと現れます。
初めてプラリュの板チョコと食べた時、カカオ豆の産地によって味がこんなにも違うのか!!とかなりの衝撃を受けました。

酸味・苦味・甘味・香りが全く異なり、食べ比べるととても面白いです。

日本で私が食べてきた板チョコとはまったく次元の違う、カカオ豆本来の美味しさを味わうことができます。

フランス人にプラリュのタブレットファンが多いのも納得。

チョコレート好きさんに是非一度フランスのタブレットを試していただきたいです😋

お店情報

François Pralus
公式ホームページ:https://www.chocolats-pralus.com/
住所:32 Rue de Brest, 69002 Lyon
定休日:月曜日
アクセス:メトロA線Cordeliers 駅から徒歩5分

まとめ

今回は、リヨンで外せない人気のショコラティエをご紹介しました。

フランスのチョコレートは、苦味を感じるビターチョコレートが多いです。それだけ、ショコラティエのカカオに対するこだわりが強いことの現れではないでしょうか。

フランス人のチョコレートの食べ方を見ていると、自宅にお気に入りの板チョコを常備し、食後にひとかけだけ食べる方が多いと感じます。言えることは、フランス人の食生活にチョコレートは欠かせないということ。

フランスで、様々なメゾンのチョコレートを食べ比べてみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただきありがとうございました。