こんにちは😊
今回はフランスでの就職活動(面接編)のお話。
海外での慣れない就活。その上、日本語ではなく他言語での面接となると、何かと不安だし緊張しますよね😓
今回は、フランスで就活し、四苦八苦しながらもなんとか職に就けた私が、
面接に向けてどのような準備を行い、何を意識したのかまとめてみました。
フランスでお仕事探しをしている方の参考になれば嬉しいです✨
面接準備 & 対策として行ったこと
- 過去の振り返りを思いつく限り全てノートに書きだす作業
→ 前職の業務内容・学んだこと・スキル・知識・大変だったこと etc..
→ フランスに来た理由や思い
→ フランスで学んだことと活かせるスキル
→ 今後どのように自己成長していきたいか
→ 自分の長所・短所
→ 前職の勤務条件(月収・年収・雇用形態など)
→ 仕事で譲れない条件 …etc - フランスの就職面接をリサーチ&対策
→ Youtubeチャンネルを活用してイメトレ - 予想される面接質問と答えを準備する
→ フランス語バージョン&日本語バージョン
→ 自己紹介は丸暗記。
①自分の過去を振り返りノートに書きだす作業
私にとってコレ、一番時間がかかったけれど重要な作業でした!
ポイントは、頭の中だけで考えるのではなく、ノートに全て箇条書きで書き出すこと!
日本語でオッケーです。
可視化することで、自分でも忘れていた過去の経験やスキルが次々と浮かびます。
自分で書き出すことで頭の中で整理が出来るので、面接の時にも要点を押さえながら綺麗に説明することが出来るようになります。
どちらかというと、しっかりと過去の自分と向き合う作業です。
この作業をすると、面接の質問にも上手く応えられるようになるのでオススメの方法です。
②フランスの就職面接をリサーチ&対策
実際の面接場面をイメージしながら面接の練習をできたら本番も心強いですよね。
そんな訳で、私はYoutubeを観てフランスでの面接シーンを勉強していました。
Youtube内で ”entretien d’embauche” で検索すると、フランスの面接アドバイスや模擬面接シーンが色々と出てくるので、気になる方は是非チェックしてみて下さい。
ちなみに、私が良く観ていたお気に入りチャンネルは、
「Yves GAUTIER, Coach」と言うフランス人ユーチューバーのコーチングビデオ。
ロールプレイング形式や例を用いて紹介されているところも分かりやすくて、とてもおすすめ。
③予想される質問内容と答えを準備する
フランス語でネット検索し、フランスの就職面接でよくある質問についての答えをフランス語で準備しました。
検索すれば簡単に質問リストが見つかると思うので、皆さんもネットで調べてみて下さい。
そんな中でも私が面接で良く聞かれたと感じた質問例がこちら。
フランスの面接で良く聞かれる質問例
✔ PARLEZ-MOI DE VOUS (自分について話してください。)
→ 必ず聞かれる質問なので必須。
→ 自己PRできる貴重な場なのでスラスラ答えられるようにフランス語で丸暗記しました。
※日系企業の場合は、日仏、両言語で準備しておくこと。
✔ Motifs de la candidature (志望理由)
✔ Quel est de vos principales qualités / principaux défauts? (自分の長所・短所)
→ フランス語で自分を表す形容詞をいくつか用意。
✔ Parlez-moi de votre parcours professionnel? (前職での経験について)
✔ Que pouvez‐vous nous apporter ? (自分が会社に貢献できるポイント)
✔ Quelles sont vos prétentions salariales?
(希望収入についての質問)
→ これフランスの面接で必ず聞かれる質問!
→ 対策として自分の職種の平均収入を事前にリサーチし、
自分の経験値に見合った相応額を言えるようにしておくこと。
→ オススメの言い方の例として
「(例)月収2,500€~3,000€の間で調整希望」などという言い方で金額交渉すると良いです。
→ 「BrutかNetか」「年収か月収か」など金額の提示方法を自分で事前に決めておいてください。
面接の質問内容をアレコレ見ていると気づくのですが、
収入交渉を除いて、日本の就職面接の質問内容と殆ど変わりません。
そう考えると、フランスの面接も落ち着いて望めば、そこまで難しくはない気がしてきます✨
あなたも絶対できる!
フランスの就職面接・雰囲気
面接の様子は、職種や企業によって様々なので、コレ!と言い切ることはできませんが、
会社の会議室でキッチリとした面接を行うこともあれば、カフェでコーヒーを飲みながらリラックスした雰囲気で面接を行うこともあるので、必ずしも日本人がイメージする就職面接が当てはまるとは限りません。
私が個人的に一番緊張したシーンは、
フランス語での電話面接でした💦💦
電話でのフランス語会話が苦手な私は、ものすごく電話の声に集中しながら、ど緊張で必死で面接に臨みました。
電話なので相手の顔や表情が読み取れず、ジェスチャーも使えない分、私にとっては挑戦でしたが、面接相手のフランス人がとても感じが良く優しい方だったことが唯一の救いでした👼
一つだけ電話面接の良い所は、手元のメモをガッツリとカンニングできること!
これは使わない手はありません。笑
それから、前述しましたが、
フランスの面接では必ず希望の収入額を聞かれるので、予め自分の希望金額(年収か月収)を即答できるように準備しておくことをオススメします。
日本人は、こういった収入交渉に慣れていないため戸惑うかもしれませんが、
ここで避けたい答えとして、
「働かせてもらえるならいくらでもいいです!」とか、
本当はもう少し欲しいのに「SMICでいいです!」とか言わないようにして下さい。
ここは思い切って、自分のプライドや自信を持ってきちんと提示しましょう!
その方が面接官からの印象も良いです😉
面接での服装
フランスの場合、面接の服装は、日本ほどカッチリ決まっているわけではありません。
そもそも、日本のようなリクルートスーツが存在するのかも疑問です。
自分の受ける職種や企業によって、かなりカジュアルな服装で面接をする場合もあるようです。
とはいえ、身だしなみはその人の第一印象に大きく影響することを忘れてはいけません。
私はビジネスシーンに使えそうな服を全て日本に置いてきてしまったので、全てフランスで現地調達しました。
服装を調達する上で意識したことは、バリエーションのある服装のチョイスです。
就活用の服装にそこまでお金を掛けたくなかったので、H&Mでジャケットを2着購入しました。
H&Mでは様々なスタイルのジャケットやカラーを発見し、安っぽくもなく、いい感じのものを見つけたので満足でした。
一つは濃紺でどんな場面でも使えるベーシックカラー。もう一つはピンクベージュで、カジュアル面接でもキッチリ面接でも使えそうなもの。カラージャケットは、表情や雰囲気が明るくなるので良かったです。違うタイプが二つあると、何かと安心ですね。
ボトムは、フランス人のアドバイスにより、パンツスタイルで貫きました。
私の面接スタイル(服装)
- ジャケットは、ノーマル(濃紺)or カジュアル(ピンクベージュ)の2パターン用意
- インナーは、ノースリーブの襟なしシャツ or 白のパリッとしたシャツ
- ボトムは、紺色のパンツスタイル
- 靴は、ペタンコの黒靴
- バックは、ロンシャンの肩掛け(A4サイズ)
服装選びで気を付けたこと
- 清潔感第一
- バリエーションのある服装のスタイル(色)を用意する
私の場合、昔、人事部で採用担当をしていた経験があり、過去に数々な志願者の方を実際に見てきました。
当時、私なりに面接を受けに来る方を観察し、「やっぱり清潔感って大切だなー」と感じたことをよく覚えています。また、実際に面接に合格する方も、清潔感があり、きちんと準備したと思われる志願者が多かったです。
そんなことがあったので、
お国は変わりますが、フランスの就活でも清潔感を大切に服装選びを行っていました😊
✔ 汚れていない綺麗な靴を履くこと(きちんと磨く)
→ これ実はかなり見られています!
✔ ジャケットやシャツのシワに注意。
✔ 自分の体形に合ったサイズの洋服選び。
✔ 髪の毛が顔にかからないように留める。
✔ 姿勢を良くする
以上!
まとめ
正直なところ、フランスでの初就活は書類選考すらなかなか通りませんでした。
そんな中でやっと掴んだ面接の場はとても緊張しますが、面接対策をして臨むのとしないのでは心の余裕が全く違います。
面接を受けるうちに、上手な受け答えのコツがわかってくるので、とりあえず何事も経験だと思って場数を踏んで挑戦するのが良いと思います。
このページが皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。