こんにちは。
今日は最近私がフランス生活で落ち込んだ話をしたいと思います😣
まぁ人の落ち込んだ話なんて聞いても面白くないかもしれませんが、、
世の中にはこんな人もいるんだなーと思っていただければと思います。。笑
☆完全に日常のボヤキになってしまいますが、お許しくださいませ。
今のフランスでの通学状況
このブログを読んでいただいている方の中には、
もうご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私は今リヨンで薬用植物学校へ通っています。
授業内容は多岐に渡り、フィトテラピー、アロマテラピー、栄養学などなど。
フィトテラピーを簡単に言うと西洋ハーブ/薬草を使った植物療法のこと🍃
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、フランスの薬局には薬草をつかった植物療法コーナーがあるほどです。
日常生活でも多く取り入れられていて、体調不良やメンタルなど個々の悩みに併せて調合したティザン(=ハーブティー)を飲んだり、女性だったら美容に取り入れたりと、老若男女、かなりフランス人の生活に浸透しているのが、このフィトテラピーなどの分野。
日本でいう”漢方”のような立ち位置でしょうか。
フランスで薬草学は、かなり長く古い歴史があり、フランスには、今でもHerboristorie(エルボリストリー)という薬草専門の薬局や、エルボリスト(←昔は国家資格でした。)と呼ばれる薬草のスペシャリストたちが多く存在します。
フランスでコロナによる外出制限が少しづつ緩和されてきたタイミングで、私の通っているフィトの学校もやっと最近通学が許可されました✨
ここ半年以上、テレワークでのリモート授業だったのでドキドキ半分、嬉しさ半分です。
コロナの影響により、今学期の授業で実際にクラスメイトと顔を合わせるのは、これで3度目。。
前回の登校から時間も開いているので、ほぼ初対面に近い勢いです。
いやぁーー。。久々の学校での授業。。やっぱりキツかった。。。( ;∀;)!!
なにがキツイって、授業についていくのが本当に大変なのです!!!
テレワークのスタイルに慣れてしまったのもあるかもしれませんが、
正直ちんぷんかんぷん。。涙
先日久々に学校へ行って、自分のフランス語の出来なさ加減に大きく凹み自信喪失して帰宅しました。
学校から帰ってきて、もうぐったり。
通学の翌日は、落ち込みと疲れで
私には珍しく半日寝込むありさま!笑
なんて情けない(*´Д`)!!
メソメソするなと思われる方もいると思いますが、、誰だって落ち込むときもそりゃーありますよ。
だって人間だもの。
↑気晴らしに散歩したリヨン近郊の村からの一枚
落ち込んだ理由を考えてみた
さて、ここ数日で少しずつメンタルが回復してきたので、
今回落ち込んだ理由について自分なりに考えてみました。
- 医学薬学系の専門用語の単語力不足
- 単純に授業スピードについていけない
- コミュニケーション面での精神的ストレス
たぶん辛いと感じている主な理由はこの3つ。
ひとつずつ詳しく話すと、、
①医療薬学系の専門用語の単語力不足
今回ぶち当たっている壁の一番の大きな理由はこれだと思われます。
この2年半で、日常会話は問題なく過ごせるぐらいのフランス語力は身に付けてきたつもりでした。
実際、日常で困る事は、ここ最近殆どなかったのですが、、、
甘かったー💦!!!!
フィトテラピーの授業では、薬草の知識と合わせて、解剖学・病理学などかなり医療よりの授業もあるので、どちらかというとメディカルな授業内容。
それぞれの病例の視点から適切な薬草(ハーブ)の調合やアドバイスの仕方なども学んでいくのですが、、
もうね!本当にね!!周りの言っていることが理解できない。。😔
「こんなんじゃ、フランス語でフランス人にアドバイスなんてできないよー!」と心の中で叫ぶワタシ。
日常会話では出てこないような私の知らない単語が目白押しで、ハッキリ言って、復習を何度も繰り返ししないと授業についていけてません。
副交感神経、大動脈、大静脈、胆管結石、尿路結石、痙攣性、てんかん、etc….
覚える単語もびっくりするほど山ほど!細かな臓器の名前も色々ありますしね。
それと薬草の名前は、フランス語とラテン語の両方で覚えなければなりません。
ラテン語が未知だから、それまた辛い。
「どうやって発音するの?」みたいなことになるのです。
もし、このブログを読んでいただいている方の中に、これからフランスでフィトの学校へ行こうと思っている方がいたら、覚悟してくださいませ。
日本で医療系の勉強を全くしてこなかった人(←そうわたし!笑)にはフランス語でこの内容はかなりの気合が必要です。
例えば、、この前の授業は「体内の循環器系システムと内分泌ホルモン」がテーマでした。
テレワークから久々の通学による環境の変化もあり、
ワタクシ終始大パニックで頭の思考能力が完全停止😐
授業についていけない悪夢!!
勉強しなくては、、、
単語。。。覚えなくては・・・
②授業のスピードについていけない
落ち込んだ二つ目の理由は、ネイティブの授業スピードの速さについて行けてないことだと思われます。
先生も超高速で説明をするし、他の生徒もじゃんじゃん授業で質問するので、、
わたしの頭は完全にフリーズ。。笑
先生に「何か質問ある?」と聞かれても、そもそも授業に追いつけてないから質問すら出てこない!!!!
あれですよ。単語が分からな過ぎて、辞書を引いて意味を理解しようとするのですが、辞書引いている間に次のスジェに移っていて、また辞書引いての繰り返し。
「辞書引くな!」と思われるかもしれませんが、日常会話のように会話の内容から単語の意味をイメージできるレベルではないのです(;’∀’)!!汗
たまに指されるし。。😭😭
テキストも当日配布されるから、予習ができない。
言葉がネイティブ並みに出来ないと自分でもわかっていても、こういった現実に向き合うとやっぱり落ち込むものです!!
③コミュニケーション面での精神的ストレス
学校では授業によるダメージからか、
普段なら話せるような言葉・単語すら上手く言葉が出てこなくなってしまって、周りの会話にも上手く反応できませんでした。
そんな自分自信にまたまたショック。。😣
まさに。。ゼロに戻った感覚。
悔しいです。
お昼の時間にみんなでご飯を食べていると、優しいクラスメイトの何人かは心配して声をかけてくれたり、私の時だけ物凄くゆーっくり話してくれる。
周りのように、会話を楽しんだり、上手く返答したり、かわしたりする余裕も話力もありません。
たぶん学校でのわたしは、心が緊張していて、自分に余裕がなくなっているのだと思われます。
うん。余裕大事!
もうね、本当に先日の通学でかなり凹みましたよ。
これからの作戦とまとめ
もう、出来ない、分からないものは嘆いていてもしょうがない!
学校ではゼロですが、家での復習を何度も繰り返して記憶を定着させていくしかありません。
それが、単純だけど一番の解決策。
上手くクラスメイトの輪に入れないこともあり、ちょっぴり寂しい時もあります。
メディカルの会話についていけず精神的につらい時もあります。
でも、そこはもう「無の境地」で切り抜けるしかありません!😂
↑リヨン近郊の村「Saint-Fortunat」より
「声だけは大きな声を出して話すこと。」がフランス人と会話する時のわたしのモットー。
やっぱり声が小さいと、自分の心が萎縮するし自信がないように見えますからね♪
自分でははっきり話しているつもりでも、意外に小声だったり、周りから聞き取りにくかったりするので自分で意識するぐらいがちょうどいい。
なので、例えフランス語が間違っていても笑われても胸を張って大きな声でゆっくり話すことを日々心がけているのです🌞
フランスという異国で生活する上で、
コミュニケーションや言葉の問題は、何か新しいことにチャレンジする度に、この先も必ずついて回るでしょう。
だから、その都度自分が出来ないことを素直に受け入れて進むしかないです。
「凹むけど、だるまのように起き上がろう。by 食いしんぼう」
七転び八起きってやつですね✨
今の学校へ通うようになって、自分の中では、また新たなステージにいる感覚があります。
語学学校に通っていた頃は、フランス語が出来ないことが前提での語学勉強でした。周りのクラスメイトも100%外国人。
今の学校では、フランス語が出来て当たりまえの環境の中でのプラスアルファ専門知識。周りのクラスメイトは全員フランス人。
学ぶ環境面でいうと、そこが今と以前の大きな違いです。
フランス語が出来ないことを、「外国人だから」という言い訳に甘えるつもりはありませんし、甘えたくはありません。
自分の意思で今学んでいるからには、日々前進あるのみです。
今勉強していることのお蔭で、今後フランスで病院にいったり病気をしたとしても困らなくなるかも♪笑
こんな凹んだ時には、みつを先生の言葉を自分に言い聞かせようと思います。
いいですか
いくらのろくてもかまいませんよ
たいせつなことはね
いつでも前をむいて
自分の足で
自分の道を歩くことですよ -相田みつを-
あ。ジョギングの時と一緒だ😊!
最後まで読んでいただき有難うございました。