<お値段も公開!>フランスで眼鏡&コンタクトレンズを作りました。

こんにちは!

なんと先日、大切に使っていたわたしの眼鏡がポキっと壊れてしまいました😭😭

今まで、眼鏡もコンタクトレンズも日本帰国時に購入していましたが、

この度、初めてフランスの眼鏡屋さんで眼鏡とコンタクトレンズをオーダーしてきたので、その時の様子や購入までの流れをレビューしようと思います。

これからフランスで眼鏡やコンタクトの購入を考えている方のご参考になれば嬉しいです。

<はじめに注意>

もし皆さんの中で、フランスの社会保険セキュリテソシャル Assurance Maladie と任意保険 Mutuelle(ミチュエル)に未加入の方は、日本で購入した方が安く済む可能性が高いので、フランスで眼鏡を作る前に一度良く検討した方が良いと思います。Mutuelle は加入している種類によって、払い戻し額が変わってくるので、自分の保険のカバー範囲を事前にきちんと確認することをおすすめします。

※フランス社会保険(Securite Social) はフランスに3か月以上住む外国人も加入出来ます。Mutuelleは、フランスでお仕事をすると加入することになると思うので、詳しくは別途ご紹介したいと思ってます。

 

眼鏡とコンタクトレンズ購入までの流れ

  1. 眼科の予約をする
  2. 眼科へ行く(目の検査と処方箋をもらう)
  3. 処方箋を持って眼鏡屋さんへ行く
① 眼科の予約をする

フランスで眼鏡をオーダーするための第一歩として、まずは眼科へ行きましょう!

フランスでは、健康保険の補助をうけるために医師の診断書(=処方箋)が必要です。

眼鏡やコンタクトレンズを作るための処方箋を持参して眼鏡屋さんへ行くことが大前提となります。眼科医に眼鏡を作りたい旨を説明すれば、目の検査後に処方箋を出してもらえますので安心してください。フランスの眼鏡屋さんは日本のように眼科が併設されていないので、初めての方は、まずは眼科の予約を!

Doctolibと言う携帯アプリを使うと、簡単にフランス全土の病院や専門医を検索してネット予約することが出来るので、お勧めです✨

実際に予約を取ろうとするとわかりますが、フランスの病院やお医者さんはなかなか直近の予約日(診察)を確保することが難しいです。

一か月、二か月待ちは普通です😣!

酷いと半年待ちなんてこともありますが、急ぎの場合でも焦らず粘り強く眼科医を検索しましょう!直前にキャンセルが出る可能性もありますし、必ず空きが見つかるはずです。

実際にわたしの場合は、Doctolibを使って無事に2週間後の予約を取ることが出来ました😉

② 眼科へ行く(視力検査 & 処方箋をもらう)

今回わたしがお世話になった病院は、大きな病院内にある眼科でした。(=クリニックに該当)

入り口で無事に受付後、視力検査技師の方に案内され、個室でさっそく視力検査と眼圧を測りました。その後、別室で眼科医との問診が行われます。


🌼 おすすめの持ち物 🌼


✔ 今まで使っていた眼鏡。
✔ 今まで使っていたコンタクトレンズの箱。
✔ コンタクトレンズの保存ケース


視力検査の様子

最初に、検査技師さんから簡単な問診を受けた後、視力検査を行います。

視力検査は、日本と同じタイプの機械を使って測定します。機械の中を覗いて、見えたアルファベットを順に読んでいきます。

上下左右のマークではなく、アルファベットが表示されるところが、日本の視力検査との大きな違いでした。

続いて眼圧検査も行いました。

それぞれの検査内容はほとんど日本と同じです。

また今回、検査中に瞳孔を開く為の目薬を点眼しました

検査技師さんによると、点眼後は通常よりも光を強く感じるため、その後4時間は目を休ませた方が良いとのこと。そのため、検査後にパソコンなどを使って仕事をする人や車を運転する人は、目薬は避けた方が良いそうで、その場で断ることも出来ました。

実際に、わたしが検査後に病院から外に出ると、太陽光が眩しすぎて数時間は目を普通に開けることが出来ませんでした。(←この日は快晴。)かなり目がつらかったです。不安な方は、サングラスを持参すると安心かと思います。

検査技師のマダムが、おっとりとしていてとても優しく、わたしの片言のフランス語でも親身に耳を傾けてくれて助かりました♡

眼科医との問診の様子
簡単な問診と目の様子を見て5分~10分で素早く終了♪
担当してくださったお医者さんがまたまた感じの良いマダムで、日本のことやフランス生活について世間話をしながら問診しました。
目の様子もしっかり顕微鏡でチェックしていただき安心。
持参したコンタクトレンズの箱を見せると、度数などを確認したあと、「フランスにも同じメーカーがあるから安心してね~♪」とのこと。
今回は、眼鏡とコンタクトレンズの両方を作りたかったので、念のためそのことも伝えました。

最後に眼鏡用とコンタクト用の処方箋をそれぞれ発行してもらい無事に終了です😊

処方箋について
眼鏡用とコンタクトレンズ用の処方箋は別なので注意してください!
両方作りたい人は、診察の際に眼科医にお願いして2枚もらってください。
たまに、処方箋の内容が間違っていることがあるので、処方箋をゲットしたらその場で慎重に内容を確認するとバッチリです♪
今回いただいた眼鏡とコンタクトレンズの処方箋はどちらも3年間有効でした。
 
眼科で役立つフランス語

✔ Ophtalmologue:眼科 (眼科医はOphtalmologist(e))
✔ Salle d’attente:待合室
✔ Carte Vital : 保険証
✔ Ordonnance : 処方箋
✔ Lentilles de contact : コンタクトレンズ
✔ Lentilles de contact souple : ソフトコンタクトレンズ
✔ Lentilles de contact dure : ハードコンタクトレンズ
✔ Lunettes : 眼鏡
✔ la correction : 度数補正、視力調整
✔ plus clair / moins clair : 他と比べてよりはっきり見える場合/より見えずらい場合(視力検査の際に使える)
✔ Oeil Droit / Oeil Gauche : 右目/左目
✔ myopie : 近視、近眼
✔ astigmatisme : 乱視

③ 眼鏡屋さんに行く(処方箋を忘れずに!)

眼科で処方箋をもらったら、さっそく処方箋を持って眼鏡屋さんへ行ってみましょう!

フランスには、眼鏡屋さんが沢山あるのですぐに見つかると思います。わたしは、初めてなので安心感のある大手眼鏡チェーン店を選びました。

眼鏡屋さんでの様子
眼鏡屋さんへ行き、Carte Vital、Mutuelle、処方箋を最初に提示しました。
その場で、名前/住所/電話番号などの個人情報を登録してアカウントを作成。
同時に、店員さんが、私のMutuelleを調べて、保険でカバーされる金額について詳しく説明してくれました。
金額がいくらになるか心配だったので、保険カバー額について何度も慎重に店員さんと確認。
すぐに眼鏡の見積もりを出してもらい、双方の合意が取れた時点で眼鏡探しスタート♪
結果として、私の場合コンタクトは保険で全てカバーされて実質無料、眼鏡は自己負担額 94 ユーロでした😇✨
眼鏡選びは、日本では見かけないような綺麗な色の眼鏡や、おしゃれなフレームが沢山あって、とっても楽しかったです!しかし、わたしは平たい顔の日本人なので、そこは冷静に厳選して素敵な眼鏡を選びました♪
最後に自己負担額をお支払いしてその日は終了です。
平日の午前中に行ったせいか、お店に入ってから約一時間で全ての手配が終了しました!
コンタクトレンズに関しては、今まで使っていた2週間使い捨てレンズをお願いしたかったのですが、フランスの眼鏡屋さんでは2週間使い捨てレンズを売れない(?)のか何か理由があるそうで、日本で使っていたものと同じメーカーの1か月使い捨てレンズを一年分オーダーしました。
2個目の眼鏡がかなりお得に購入できるとのことでお勧めされましたが、今回は買わずに我慢😣!!
実際、フランスではこういったサービスでブランド物のサングラスを激安で購入しているフランス人が沢山いるのです。
眼鏡が出来たらSMSをくれるとのことで、オーダーから一週間後に出来上がった眼鏡をお店に引き取りに行きました。
眼鏡屋さんで役立つフランス語

✔ L’opticien : 眼鏡屋さん
✔ une monture : 眼鏡フレーム
✔ le verre : (眼鏡)レンズ
✔ les lunettes de correction : 度入り眼鏡
✔ les lunettes sans correction : 度なし眼鏡
✔ remboursement : 払い戻し額

購入までにかかった料金は?

眼鏡を作る際には、フランス健康保険 Assurance Maladie と任意保険 Mutuelle に加入していることを強くお勧めします。

これらの保険に加入していないと全額自己負担になり、かなり高額になってしまいます😭。また、Mutuelleに加入している方は、眼鏡をオーダーする前に自分の保険のカバー範囲をしっかり確認しておくと安心。

最悪、眼鏡屋さんでの予算額を確認して希望に沿わなければ買わずに出てきても問題ありません。

フランスの保険は、医療機関により支払い方法が異なりますが、基本的には診察後に病院で一度全額支払い、後日保険適用額が自分の銀行口座に払い戻されます。

今回かかった費用の内訳をまとめました。

  1. 眼科医による診察料

    ※眼科の診察カテゴリーは「Secteur 2」、Medecin Generalisteは現在探し中のため付けていません。

    合計金額 68 ユーロ(自己負担額:44,05 ユーロ)
     負担金額の内訳
    Assulance Maladie9,8 ユーロ
    Mutuelle14,15 ユーロ
    自己負担44,05 ユーロ
    合計金額:68 ユーロ


  2. 視力検査料(眼科にて)

    ※眼科医による診察代と検査技師による視力検査代は別清算でした。

    合計金額 22,10 ユーロ(自己負担なし
     負担額の内訳
    Assulance Maladie13,26 ユーロ
    Mutuelle8,84 ユーロ
    自己負担なし(無料)
    合計金額:22,10 ユーロ


  3. 眼鏡料金(眼鏡フレーム&レンズ代)

    合計金額 884ユーロ(自己負担額:94,6 ユーロ)
     負担額の内訳
    Assurance Maladieなし
    Mutuelle435,71 ユーロ
    Remise 40%353,6 ユーロ
    自己負担94,6 ユーロ
    合計金額:884ユーロ(端数繰り上げ)

    ※ 後日、眼鏡代金の明細を見返したところ、Remiseとして元値から40%差し引かれていました。そのおかげで353,6ユーロも割引になり結果的には良かったのですが、このRemiseについて眼鏡屋さんに詳しく聞かずに終わってしまったので、これが眼鏡屋さんによる割引なのか、保険の割引なのかわかりませんでした。

  4. コンタクトレンズ料金

    合計金額 192ユーロ (自己負担なし)
     負担額の内訳
    Assulance Maladieなし
    Mutuelle144 ユーロ
    Remise48 ユーロ
    自己負担なし(無料)
    コンタクトレンズ(一年分)の合計額:192 ユーロ

    ※こちらも眼鏡と同様にRemiseとして40%割引されていました。
    ミュチュエルのお蔭で、コンタクトレンズは一か月使い捨てレンズ一年分を無料で購入することが出来ました😊

フランスで眼鏡を作るにはミュチュエルが必須

フランスは何をするにも時間がかかるので、眼鏡も時間がかかるだろうと内心覚悟していましたが、

眼鏡屋さんでオーダーしてから一週間で出来上がったので、とても助かりました🌼

今回眼鏡作成までにお世話になった眼科の方や眼鏡屋さんがとても親切で、しっかりと対応していただき、とてもラッキーでした。

また、ちょうど眼鏡が壊れたタイミングがCDDで仕事をしていた時期だったので、運よくMutuelleにも加入しており保険がきいたことも大きかったです。ちなみに、私の加入していたMutuelleは雇用主により予め指定された保険で毎月3ユーロほど自分で払っていましたが、保険のカバー範囲はかなりしっかりしていました。

お蔭でコンタクトレンズは一年分自己負担なしの無料!

眼鏡も100ユーロ以下でよい物が購入できました。

日本で買うより断然安いですよね😊

外国人でもこういった社会保障を受けられるのは、フランス流石だと思いました✨

今回、眼科も眼鏡屋さんも初めて尽くしの場面ばかりでフランス語でちゃんと出来るか緊張していましたが、やってみれば何とかなるものですね。

何事も一歩ずつ前進です😊😊

このページがこれからフランスで眼鏡づくりに挑戦するみなさんのお役に立てれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき有難うございました♡