パンデミックな2020年もあっという間に12月。
未だフランスでは緩いコンフィヌモン(外出禁止令)が続いている中、
先日新型コロナウィルスのPCR検査を受けてきました。
私が検査をしようと思ったきっかけは、
ノエルが近づき年末年始に少人数ですが人と集まる予定があるからです。
今後フランス政府がノエルの期間に人と会うことを禁止するならば、もちろん予定はキャンセルします。
しかし、今の時点で自分の感染状況を把握し、周りの人々に迷惑をかけないためにもこのタイミングに一度きちんと検査を受けておくべきと思いました。
検査できる場所
フランスは無症状でも希望者はいつでも検査可能です。
検査を受けられる場所は、
薬局・Laboratoire・地域の特設検査場 がメインになります。
わたしは今回、近所の薬局で検査を受けることにしました。
事前に薬局へ行き、検査方法について相談したところ、その場で当日午後の検査予約をとってくれました。
持ちもの
Carte Vitalと身分証明書を持参してください。
もちろんマスク着用の上、外出証明書を携帯します。
所要時間
受付から検査結果が出るまでの所要時間は合計25分でした。
予約時間に薬局へ行き、検査は数分で終わります。
検査後、待ち時間15分ですぐに結果が分かります。
検査内容と様子
まず薬局の担当者が防護服に着替えます。
別室へ呼ばれ、椅子に座った後、細くて長い綿棒を鼻の奥から喉にかけて挿入して検査しました。
綿棒は鼻の左右両方に交互に入れます。
綿棒の長さがとても長く、鼻から喉の奥の粘膜に当たるほど奥まで挿入します。
綿棒自体が細いので吐くような気持ち悪さはないですが、少し痛くて気持ち悪いのが正直な感想。
検査部屋は、ウィルス予防のために常に換気をしていました。
検査は無料
Carte Vital(健康保険証)を提示すれば、無料でPCR検査を受けられます。
後日返金方式ではなく、全くお金をお支払いすることなく終了しました。
最後に今回の検査結果の証明書が発行されます。
検査を受けた結果と感想
結果は陰性でした。
しかし、検査結果が分かるまで自分が確実に陰性と言い切れなかったのでドキドキしながら検査結果を待ちました。
日ごろから意識的に人込みを避け感染予防を心がけてながら生活していますが、
感染していても無症状な場合もあるということ。こればかりは何とも言えません。
今回検査を受けることになり、
コロナウィルスがより身近に感じ、危機意識が高まりました。
そういった意味でも、PCR検査を受けることには大きな意味があると思います。
私の周りのフランス人は既に自主的に検査を受けている人が多いです。
今のところ全員陰性ですが、中には感染予防をしていても陽性反応が出てしまう方もいます。感染者が悪ではありません。誰にでも感染するリスクはあります。
今回の検査をきっかけに強く感じたことは、
いかに自分が拡散させない意識を持ち、他人を思いやり、そのために自ら行動を起こすことが大切だということです。
今回の結果が陰性でも一か月後も陰性という保証はありませんので、
引き続き気を引き締めて行動しようと思います。
コロナウィルス撲滅のために闘う全ての方々に心から感謝いたします。
最後まで読んでいただき有難うございました。